少しだけ補足しておくと、何もディズニーだけが原発推進に積極的だったわけではない。1953年にアイゼンハワー大統領が「核の平和利用」をスピーチしてから、原子力発電はアメリカの国策となった。その上で、明るい未来を作ってくれる夢のエネルギーですよということが声高々と喧伝されたのである。
それはほぼあらゆるカルチャーに見られる、当時の「時代の幻想」とでもいうべきもので、たとえば「新しい家族形態」というのもその1つである。古い人間関係に縛られない新しい家族の幸福、電化製品に囲まれた充実して楽しい家族生活というイメージで「核家族"Nuclear Family"」という言葉が登場したのもこの頃だった。
※こちらの記事によれば、ピンポン玉とネズミ捕りで核分裂を表現する実験はその後もあちこちで人気であるらしい。うん、そりゃおもしろいか。小学校の理科の時間などでやってみてはいかがだろうか??
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